ジェットボイル スタッシュは軽い!
えー、ご無沙汰しております。コロナ、なかなか収まりませんね。 今回は、ジェットボイルの新シリーズスタッシュをご紹介します。 スタッシュのいいところは、その軽量性です。フラックスリング付きのカップで熱効率の高さはそのままで、バーナーとカップを軽量化し、オールインワン(ガス缶抜き)で200gを達成して…
アイゼンをキンキンに研ぐ
冬の登山道具の手入れ紹介です。 登山頻度にもよりますが、物によっては磨耗、緩み、破れ、汚れ、欠損などしているものがありますので、シーズン終わりには、丁寧に観察し、補修が必要なものについてはしっかりと手入れしましょう。 やや大げさな表現ではありますが、登山道具・装備は、“命を預ける道具”ですので、状態…
アイスアックスの研ぎ直し
アイスアックスのメンテナンスのご依頼です。 岩を強く叩いてしまったとのこと。今シーズンはもうアイスに行かないので、メンテナンスという事でお預かりしました。 先端が潰れて、フクロウの嘴のようになっています。もう片方は、若干潰れている感じ。 今後の使用目的としては、『アイス専用』とのことでした。 何度か…
ブラックダイヤモンド ファーストショットの難点
アイスクライミングにおいて、知っておきたい技術の一つに『アバラコフ』又は『V字スレッド』があります。 氷に懸垂用の支点を設けるもので、アイススクリューを左右から斜めに打ち込んで、氷の内側で連結することでV型の空洞を作るものです。 その空洞に、ロープだったりスリングだったりを通して懸垂下降の支点として…
ぺツル 新型レーザースピードライトの使用感
ぺツルのアイススクリュー、レーザースピードライトが、新型になりました。 アイスクライミング界隈では、最も大きいシェアを獲得しているアイススクリューで、オレンジ色の軸は、アイスクライミングをしている方は誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか? 発売当初は、皆スクリューの軽さに歓喜し、我先に…
アイスアックス 手入れ編
アイスアックスで岩を叩いてしまったお客様からのピック研ぎのご依頼です。 かなり使い込んだのか、ボロボロです。 先っちょの潰れ具合も甚だしいです。 ここまで潰れていると、先端を磨り上げていかないといけません。用途を聞くと、アルパインで使用したいとのこと。 用途に合わせて、ピックの調整を行います。全体的…
NEMO Tensor のエア漏れと修理 検証編
ニーモ社製のエアーマット(同社表記では、スリーピングパッド)のエア漏れが発生した件については、先日記事にした通りです。 その後、このエア漏れが経年劣化又は内部残留水分による素材の劣化によるものなのかを検証するべく、テストを行なっていました。 検証方法は以下のとおり、 過剰圧力とならないよう、夜に膨ら…
モンベル シームレスダウンハガーのダウン偏っちゃう問題 partⅢ
これまで2回にわたり、モンベルの新作シュラフ『シームレスドライダウンハガー♯3及び♯5』を購入し、レビューしてきた。 その中で、隔壁を無くしたことで、ダウンが偏る可能性がある事についてレポートし、実際に自分でも検証してみた。 検証結果は、 「偏りは確認されたものの、通常使用では問題が起こる可能性は低…
NEMO Tensor のエア漏れと修理
ニーモのエアマット『テンサー(Tensor)』がエア漏れを起こしました。 軽量なことはもちろん、かなりコンパクトに畳めて、それでいて膨らませた時には厚さが8センチにもなり、寝心地も良い! 『最高のマットに出会った』と感じ、冬用、夏用とテンサーに買い替えた。 エアーマットの弱点は穴が空くとぺちゃんこに…
ハードシェルのメーカー修理
雨が続きますね。 冬に穴を開けてしまったウェアが修理から帰ってきました。 今年2月の阿弥陀岳北西稜の際に、アイゼンを引っ掛けてしまいパンツに穴を開けてしまいました。 アイゼンやピッケル、スノーソーなど、冬季登山の装備は鋭利なものも多く、不意な動きにハードシェルを傷つけてしまうこともあるかと思います。…