昇天の氷柱は、F3〜F4からなるマルチピッチ アイスクライミングルートです。
荒船山の切れ落ちた崖にある氷瀑で、なんとも面白い。
まずはF1。
下の滝はなかなかの迫力。登り切ると岩のアーチがあります。通常は右側に逃げますが、今回はギリ通れそうだったので、アーチの中に突っ込みます。
とは言ったものの、肩と腰が引っかかり、fatman squeeze状態に、、、、、
腰のハーネスが引っかかっているのですが、肩を通すために、バンザイ状態になっており、腕が下げられません(大汗)
あーでもない、こーでもないと格闘すること十数分。何とか脱出成功。汗ダクで、息も絶え絶え、、、
そしてF2へ。
下部は薄い氷があるだけで、登りにくい。ルンゼから出ると、右側が階段状になっており、簡単につらら部まで行けるのですが、それでは面白みがない。
核心のF3です。(私はF1の岩潜りが核心でしたが)
例年、ほぼバーチカルになるが、今年は傾斜があり難易度も低め。左右の壁を利用しながら軽快に登れます。途中右側面にボルトが2つ。
ここを抜けるとアンカーがあるので、そこでピッチを切れば、次がF4。
上部の氷が、庇のようにせり出しており、ここを乗っ越します。氷の状態次第では、先行者が下から透けて見えるため、映え写真?も撮り放題です。
ピッチを切らないでF3から連続した場合、60mロープいっぱいいっぱいです。ロープの流れによっては足りないかも。連続する場合は、70m以上のロープをお勧めします。
ここを抜ければ、すぐに荒船山一般登山道に合流します。
良い眺めの中、一休み。左の切れ落ちている崖を覗き込むと、登ってきたルートがチラ見えしています。