雪山の初歩の基礎

雪山の初歩の基礎

山好きの方が、初めて雪山のに登り、頂上から景色を見渡した時、ほぼ確実に感動しますが、今年は温かく、雪が少ない印象です。

さて、今回は、そんな中ガイドの方が主催する雪山講習に行ってきました。

雪山登山を始めるに当たり必要な基礎技術の習得が目的です。

項目は以下の通り、

①雪山での歩行方法

②アイゼンの装着、歩行

③ピッケルの持ち方、使い方

④滑落時の初期制動

⑤滑落停止

⑥ビーコンの使い方

まずは、①。雪山(冬靴)での歩行方法と注意事項。異なる斜度に合わせた歩行方法を5種類ほど練習。

②は、アイゼンの装着から紹介。装着時の注意点をしっかり確認します。単純な作りなので、なんとなくつけられてしまうのですが、実はいくつかのルールと、その理由があります。その後、アイゼンでの歩行方法の練習。

③ピッケルの持ち方にも、規則性があり、それらについて説明を受けます。当日は、めちゃくちゃ温かい日で、半袖でも十分なくらいでした。

④滑落時の初期制動。足を滑らしたときに行う1番最初に行う行動です。素早くできるように登り下りの場面を想定して、反復練習します。

⑤滑落時に体を止める技術の練習。勢いをつけた状態で斜面を滑り、そこから、ピッケル一本で止めます。これができないと、滑り落ちた際に死んでしまいます。これができれば、助かる可能性が出てきます。つまり、生死を分ける重要な技術となります。

⑥もしも、雪崩に埋まってしまったら。を想定し、ビーコンの使い方を学びます。少し前までは、ビーコンの発する音で、探していましたが、最近では、距離と方向なども分かるようになり、捜索の効率が上がるようになりました。

冬山は、夏山とは使う装備、技術が大きく異なり、また、リスクも大きくなります。ただ、冬の山の景色は、夏とはまた別の美しさがあります。

しっかりとした技術を身に着け、安全に冬山を楽しみましょう!

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