この時期におすすめしたいのは、埼玉県にある宝登山。
2月から3月にかけて蠟梅と紅白の梅が満開になります。
また、この時期には「長瀞火祭」も開催されることから、一度に2つの見どころを見学することができます。
宝登山神社を出発した山伏御一行が到着。いくつかの儀式を行い、中央に設けた焚き上げに点火。
お教を唱えながら、護摩を続々と投入していきます。
そして、火勢が一気に強まったところで、法螺貝!「ぶぉぉぉぉおおぉ」、場の雰囲気は最高潮に!
日の勢いが弱まると、山伏の面々が儀式が行い、「火渡り」を行います。
山伏の方だけではなく、一般人参加型なので、靴と靴下を脱いで、準備OK。よしっ!行くぞ!
と、歩いてみたら、想像していたよりもずいぶんマイルドな温度。
しかし、とても貴重な経験になってしまった!
温度がマイルドな分、ご利益もマイルドになったと心配される方は、御札?でブーストするといいかもしれません。
火祭りが終わったら、宝登山に梅を見に行きます。
頂上では、蠟梅の甘いいい香りと黄色い花が満開です。
宝登山神社の奥の宮には、狛犬のいるべき場所にオオカミが。
むかーし、むかし、この一帯で山火事がおきた時に、ヤマイヌ(オオカミ)たちがそれを鎮めたと言う伝承があり、狼信仰につながったそうです。
山の名前も、「火止山(ホドサン)」が「宝登山」の由来になっているのだとか。
ありがたいオオカミにありがたい御札を添えてパチリ。
青空に白梅が映えます