平野部では桜が咲き始める季節ですが、山はまだまだ冬です。
今回は西穂高の丸山に行ってきましたが、あいにくの悪天候、、、
とりあえず、無理のない範囲で行けるところまで行こうと言うことで、ロープウェーに。
焦ったわけではなく、ロープウェーの運行状況からこの判断となりました。
このロープウェー、めちゃ込みで1時間に2本しかありません。朝一で並んでも、手配済みの団体旅行客の後ろにつくので、自動的に後発となります。一方で、最終便の時刻も決まっているので、下でどうするか悩んでいる間に、登山時間が少なくなるなど、どんどん状況が悪化してしまいます。
ですので、とりあえず上のロープウェー駅まで行き、歩いてみましょうと。
で、来てみたら、吹雪です!
森林限界を抜け、西穂山荘に到着。視界0。
難しい場所ではないので、山荘のご主人に、ルート上の雪の状況を確認し、出発。山荘から20分ほど距離を伸ばします。
ここからは、木もなく、特に風が強くなります。風速20メートル弱といったところ。バラクラバとゴーグルがないと、雪が痛い!
トレースは完全に消えていますが、稜線なので迷う心配はありません。
ウェアもバッグもバリバリに凍りついています。
そんなこんなで、丸山に到着。強風、雪で眺望も楽しめません。景色を楽しめない分、ポージングで丸山を表そうと、あれこれ記念撮影を楽しみ帰ります。滞在時間10分。
ふと、帰ろうとすると、何人かが独標方向(逆方向)に進もうとしています。
強風で来た道のトレースも消えている上、視界がないので方向感覚がずれてしまったのでしょう。
こういうときこそ、地図やコンパスでの確認が大切ですね。
山荘まで戻れば、あとはトレースをたどるだけ。無事に時間内にロープウェーまでたどり着けました。
そうそう、視界はほとんどなかったですが、楽しみがなかったわけではありません。
途中、冬毛の雷鳥を何度か見ることができました。下の写真ですが、保護色のため見つけにくいですが、どこにいるかわかりますか?
皆様お疲れ様でした。