二子山 中央稜 マルチピッチ

二子山 中央稜 マルチピッチ

またまた来ました、埼玉県にある二子山です。

梅雨時期で連日雨なのに、運良く晴れました。強力な晴れ女がいたのかも。

昨今のジェンダーレスを鑑みると、「晴れ女・男」というのはすたれていき、「晴れ人間」とかになっていくのでしょうか?

さて、今回のルートは中央稜。ご一緒する方が、初めてのマルチピッチでのリードに挑みます。

これまでにマルチピッチクライミング、支点の構築、懸垂下降などを繰り返し勉強し、自信がついたとのことで、ついにデビューする運びとなりました。

二子山のいいところは、アプローチの短いところ。取り付きまでは、20分程で到着します。

スタート前に、終了点についてからの一連の動作と、フォローのビレイについて、もう一度確認します。

本人が一番緊張しているのはずですので、焦らず、じっくりと説明していきます。決して、ストレスをかけることなく、本人の気持ちが整うのを待ってから、Let’s climbing!!

前に2パーティーいたので、十分に間を空けてから出発。

1ピッチ目は、難なくクリア。視点の構築も問題なし。完璧だと伝え、不安を払拭します。

2ピッ目の終了点で、問題が、、、、

十分に間を空けていたはずなのに、先行パーティーに追いついてしまった。フォローで登り、状況を確認すると、どうやら先行パーティーが、第3ピッチのクラックを抜けられず、スタックしている模様。

スタックしていたのが、若い男性クライマーということもあり、とんでもなく難しいのではないかとの悪い想像力を掻き立ててしまい、パートナーの顔色がみるみる「緊張」に変わっていきます。

支点の構築や、ローソク岩など話題をあれやこれやと振りますが、視線は先行パーティーに釘付けです。

緊張から体が硬直し、フォールなんかに繋がると、トラウマになりかねないので、第3ピッチは交代し私がリード。

その後はつるべで登りフィニッシュ。

マルチでの初リード、ご苦労さまでした!

本当に頑張ったと思います!

頂上でご飯を食べてから下山。

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