栃木県の三重泉沢に一泊二日で沢登りに行ってきました。
まずは初日。前夜泊したので8時半に、林道入口を出発。
入渓地点までは約1時間ほど。荒れた林道を歩きます。
二段の堰堤を越えて、さあ、沢旅に出かけるぞ!
じゃんじゃか歩いていきます。
三重泉沢は、水量が多く、泳ぎの沢で有名だが、当日は水量が少なく歩きやすい。(と思った、この時までは)
しんどいと感じた箇所は主に2箇所。
1箇所目は、高巻き。
あまり入られてないのか、踏み跡がない。途中、核心と思われるトラバースに出るも、傾斜の強い斜面に落ち葉が大量に堆積していて、滑ったら止まることなく、崖下へGOという結果が容易に想像できる。リスク大を回避し大高巻きに変更したが、2時間以上かかってしまった。
ここで、こんなに時間を使うと、日帰りはできないため、やはりトラバースが正解なのだろう。
2箇所目は、2条3メートルの滝。
ここはかなりの予想外。水位が少なく滝から落ちる水の水圧が強い。壁に取り付く前に水圧で、水面下に沈められてしまい、さらに複雑に巻いている水流と相まって、壁に到達できない。ロープは水流にもまれ、足に絡みつき、上からの水圧で、浮くことも難しく、ややもすると溺れてしまう。左岸側にはハーケンが打ってあり、お助け紐がかかっている。
こちらを利用するパーティーが多いとのことだが、当日は水量が少なく、お助け紐まで全然届かない。
何度かトライ&エラーを繰り返し、最終的にメンバーの一人が持っていたライフジャケットを使い回し、滝下を突破、壁に取り付けば、3メートルの壁を乗り越えるのはそこまで難しくはない。
しばらく進み、大きな釜に出たので、その手前でキャンプ。ご飯を調達します。
尺イワナを数匹ゲットし、串焼きに!
楽しい時間の始まりです。
二日目は、朝ごはんを食べてから、ゆっくり出発。
滝を3つ越えたら、先に難しい場所はないので、竿を出し、テンカラでゆっくり釣り上がっていきます。
総遡行時間は12時間ほど。釣りなし、泊装備なしであれば、日帰りも可能だろう。
楽しい沢だった!