八ヶ岳冬季バリエーションルートの1つである中山尾根をガイディング。
中山尾根は、バリエーションルートの中でも中級者向けで、阿弥陀岳南陵・北陵や赤岳主稜を登られた方へ次のステップとして、石尊と共にお勧めしています。
当日は、曇りがちな晴れで、風が強く、指先がかなり冷えました。残置ハーケンは、経年によりグラグラと動くものもありますので注意が必要です。アルパインルートに共通して言える事ですが、中山尾根もハーケンなどが腐っている時があるので、基本的に落ちてはいけません。
また、バリエーションルートに挑戦する方には必ずフリクションノット・ムンターヒッチ・クローブヒッチを覚えてもらっています。基本的なロープワークであるこれらが使えれば、様々なトラブルに対処できるので、目をつむっても(暗闇)、片手でも、冬グローブをはめていてもできるようになってもらっています。
話が逸れましたが、当日は朝6時に赤岳鉱泉を出発。中山乗越から中山尾根取り付きに向けて移動すると左に石尊ルート、正面に日ノ岳ルートが見えます。この日も4人パーティが石尊にアタックしていました。
寒さに耐えながら、登り始め、4時間ほどで稜線に出ました。せっかくのバリエーションなので、上部をトラバースするのではなく、ナイフリッジまで上り詰めるルートを堪能しました。
帰りは地蔵を下り、行者小屋から南沢を通り無事に下山。
初心者でも問題ありません、力に見合ったルートをご提案いたします。バリエーションに行ってみたいという方は気軽にお問い合わせください^_^