SALEWA Litetrek pro Ⅱ

SALEWA Litetrek pro Ⅱ

今回はテントのご紹介!

サレワの山岳テントを個人輸入してみました。

今回選ばれたのは〜

ドゥルドゥルドゥルドゥル〜

(太鼓の効果音的なやつ)

じゃん!

『ライトトレック プロ 2』

アピールポイントは、ミュンヘン工科大学で実証済みの耐風性能です。なんと!風速90メートルに耐えたそうです!買わずにはいられない!

早速張っていきます。

張るとこんな感じになります。とても特徴的です。ダブルウォールで外ポールの吊り下げ式。いいとこ取りしているように感じます。

私はシングルウォールが好きで愛用しています。理由は、設営が簡単だからです。ダブルウォールは快適とは言うものの、体感的にシングルで困るほどのことはなかったですし、ダブルも結局は結露します。であれば、フライを付ける手間のない方が便利と思って使っています。

で、今回のライトトレックなんですが、フライの外にポールを差し込んで、ポールにフライを吊り下げる。インナーテントはフライと連結してあり、ポールを立てると勝手に展開されている。グランドシートはインナーテントのフロアにくっつけてある。

ということは、ポールを立てれば、全て終わります。お手軽!グランドシートも本体にくっついていて、吊り下げ式なのでポールを立てるのも簡単。シングルよりも楽かも!

気になるところは、スリーブ式よりも吊り下げ式のほうが弱いと主張する方々がいるというところですね。言ってることはわかります。スリーブ式のほうが、ポールとの接地面積が広いため、荷重が分散されるってことです。吊り下げ式は、どうしても、接地している『点』に荷重が集中してしまうということですね。

でもこれって、誰もがそう『思う』ってだけで、根拠がないんです。だから、声が大きい人がそう言ってるってだけってことで、でも、反対意見の人にも根拠がない。ぐるぐるぐる同じ話が回ってるだけ、、、、よくある話です。

でも、ライトトレックプロは、ミュンヘン工科大学で風洞テストに耐えたのです。スリーブ式のほうが耐久性あるかもしれませんが、吊り下げ式でも十分な性能を持っていることを『証明』した格好です。

内側はこんな感じ。快適性は十分。ポール3本なので、若干重い。最近のUL志向には逆行してしまうかもしれませんが、どのみち、UL系のテントとは性能が違うので、使うところも被らないような気がします。

ちなみに、台風の中、燕山荘のテン場で耐風実験をしたところ、途中でガイラインが岩との摩擦で切れ、夜中に補修した以外は問題ありませんでした。その際、周りを見ると、多くのテントが潰されていて、復旧できず、山小屋に避難していました。正確に数えたわけではありませんが、モンベル、ファイントラック、アライテントは潰れたテントがなかったように見えました。やはり、有名どころは、選ばれる理由があるのかなと感じたしだいです。

実は、このテント、結構前に入手してたんです。5年前くらいでしょうか。で、なぜ今レビューかというと、加水分解の程度について触れたかったからです。

①ファイントラック・カミナドーム、②モンベル・ステラリッジテント、③マウンテンハードウェア・ダイレクト2、④サレワ・ライトトレックプロ2 が、私が持っているテント。これらを同条件で保管した結果、差が出るのかという実験です。

条件はふんわり畳んだ状態で乾燥剤を入れた衣装ケースに保管。保管前に、掃除し乾燥させてある。

あれから5年。どうなったかというと、、、、①>②>④、、、、、>③

でした。

①ファイントラックは、本体、フライは問題なし。グランドシートの裏側にほんの若干劣化が見られるが、まだまだ使用できる状態

②と④は同じくらい。モンベルはフライとグランドシートに若干の劣化が見られるが、ベトつくほどではない。シームテープも剥がれてない。サレワは、ベタつきはないが、劣化しているか?程度の変化。もしかしたらモンベルよりも優秀かもしれません。ただ、ポールのゴムが明らかに死んでました。交換は簡単なので大きなマイナスではありませんが、トータルでモンベルの下の順位にしました。

誤解のないように付け足しますと、すべてのテントのゴムが交換が必要なほど傷んでました。

④のマウンテンハードウェアはテントの内側がベットベトでシームテープパリパリ。使用できません。

レインウェアでもよく言われるのですが、日本の気候に合わせて開発されている大手国産メーカーのものの方が持ちが良いです。これは、テントも一緒だと思います。外国メーカーやガレージブランドは寿命が短いかもしれませんね。

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