本日はEddie Bauerのザックをご紹介。
今回は、エディーバウアーの登山に使えるファーストアッセントシリーズの中でも超本格的なザック、『ソーサラー』をチョイス‼️
「えっ?アウトドア風🛶の街着のメーカーじゃないの?」と感じた方もいらっしゃると思いますが、本格的な道具も出しています。
このザックの特徴は、
- CTF3素材のザック
- 容量が40Lから55Lまで拡張できる
- 緊急用のマットを装備
- アタックザックから、日帰り、泊まりの登山までカバーできる
などです。では、順に見ていきましょう。
まずは、メインの素材となるCTF3です。こちらはキューベンファイバー とも呼ばれる素材で、ダイニーマ繊維を樹脂でコーティングしたもので、引き裂き強度が高いため、同強度のナイロン素材に比べ、薄く軽くすることができます。また、樹脂でコーティングされているため防水性もあります。
ソーサラーで着目したいポイントは、生地の厚さとファスナーです。
キューベンファイバー は、勘違いされることが多い素材でもあります。『引き裂き強度』は高いです。しかし、『耐摩耗性』は高くありません。「とても軽くて強い素材です」との認識が先行しすぎている感があり、実際にUL(ウルトラライト)製品に使用されているような裏が透けるほどの素材ですと、角などのよく擦れる場所はすぐに樹脂が剥がれ、繊維が露出した状態になります。
ソーサラーは、若干厚い生地を使用することで、この弱点をカバーしています。軽いに越したことはないですが、アウトドア製品ですので、やはりある程度の丈夫さは必要かと思います。
そして、ファスナーは防水ファスナーを使用しています。防水性素材を活かすためにもファスナーは防水のものが良いです。もし、キューベンファイバーを使ったザックで、普通のファスナーであれば、ザックカバーも持っていかなければならないので、軽い素材を使っている意味がなくなってしまいますし。
次は、容量です。
通常時は40Lですが、55Lまで拡張することができます。
サイドからもザック内にアクセス可能なほか、ダブルアックスや、ロープも外付けできるなど、作り込まれています。また、ウエストベルトやフレームを取り外すことができ、小さくたためるため、このザック1つで、アタックザックから、日帰り登山、夏のテント泊登山までカバーできる優れものです。
次に背面を見ていきましょう!このザックは、背面は、パッドが取り外せるようになっております。
下部をバカっと広げると、クッションが出てきます。
取り出してみると、下の画像のようになっています。ザック収納時は背面のクッション材兼フレームに、取り出すと、座ったりビバーク時のマット、負傷箇所の固定具として活用できます。
広げると、約53センチ×約95センチの大きさになり、ビバーク時にはとても心強いアイテムとなります。
残念ながら、発売から6年ほど経っているため、新古品をゲットできる可能性はほとんどありませんが、『Alchemist 40/55 Pack』というナイロン素材でできた同モデルのザックが販売されています。
おススメのザックですので、エディーバウアーに立ち寄った際には、是非手にとってみてください。