先日のLEDランタン繋がりで、おしゃれ家電で有名なBALMUDAから昨年発売された、LEDランタン、その名も『THE LANTERN』をご紹介したいと思います。
話題の家電だったため、さすがにレビューも多くありますが、気になった点をいくつか見ていきたいと思います。
まずは全体像から
例によって、外箱の紹介とかは割愛です。
見た目ですが、「これぞランタン」というようなアイコニックな形状でいて、シンプルでおしゃれな雰囲気でもあります。
手に持った時の印象としては、質感が良いです。黒色の部分は、プラスチックと金属に分かれており、持ち手部分や、上部パーツと下部パーツを繋げるフレームになっている強度が必要な部分は金属製となっています。しかし、表面は全て同じ質感に統一されており、素材の違いによる質感の差がありません。もし、これがパーツごとに違う質感であれば、一気に安っぽく見えてしまうと思います。
また、燃料式のランタンに近い、適度な重量があり、感覚的な部分で「ランタンを持っている」と感じさせてくれます。LEDランタンは、軽量なものが多く、プラスチックの質感と相まってチープな感じが出てしまいがちですが、さすがおしゃれ家電のバルミューダですね。
次に、点灯してみます。バルミューダのランタンは無段階調整ができ、暖色から温白色まで調光できます。
キャンプで使用する場合には、暖色で雰囲気を楽しみつつ、探し物などで手元を照らし出したい時に温白色を使うなど、つまみ1つで調整ができ、非常に便利です。
気になった点は、主に3つ。
1つは、バッテリーの持ちです。
フル充電6時間に対して、最大光量での使用できる時間は3時間、、、、短くないですか?
気温にも左右されますから、寒いところでは更に短くなると思われます。キャンプでの使用目的を想定すると、かなり心もとないスペックですね。
もう1つは、充電用のusbポートが露出している点です。
商品説明には、防塵・防水性能としてIP54と記されていますから、生活防水程度の性能はあるのでしょうが、急に雨の降りだすことのあるキャンプで使うには、急所になりかねないですね。
雨が降り出したら片付けたらいいと思いますが、トイレなどでサイトを離れた時にちょうど土砂降りになったら?または、急に雨が降り出した時に片付ける優先順位は?—-などなど、不確定な要素が沢山あります。せめて、ポート部分に防水の蓋をつけてもらえてたらなと感じました。
バルミューダほどの会社ですから、敢えて蓋をつけなかった理由があるはずです。つけても防水性はそんなに向上しないやコンセントから電源をつなげたまま使用した場合、ゴムの蓋がベロっとなってしまうのが、デザイン性(外観)を損なうなどでしょうか?
最後の1つは、ロウソクの炎ような揺らぎを演出できるとのことですが、ほぼ感じられない点です。期待していただけに残念です。
総評としては、やはりおしゃれ家電企業の商品という事もあり、家(部屋)でアウトドア風インテリアとして使用するのが一番かなと思いました。キャンプで主力になる事はないでしょう。
ただし、私個人としては、かなり気に入っております。1日の終わりに、このランタンの灯りを5分見ているだけで、リラックスできます。外出制限がかかる今なんかは、精神衛生上、最高のアイテムだと思います。気に入りすぎて、2個ゲットしてしまったほどです。
早くキャンプに行きたいですね⛺️