緊急事態宣言が解除されましたね。まだ、都県を跨いでの移動は推奨されていないので、登山自粛継続中です。
ですので、またまた道具紹介です。
今回は、マムートの『neon speed 15』です。容量が15リットルと非常に小さなザックですが、トレランやアタックザック、ルートクライミングなど総合的に使っています。
まずは全体像を。
んー、、😑 すごい、オレンジですね。
もちろん他の色はあります。ですが、夜間のランニングなどを考え、視認性の高さを重視しオレンジをチョイス🍊
マムート の公式サイトでは、生地が210Dと厚めな上、410gと重めです。
ショルダーストラップにはギアループが付いており、また、収納可能なウエストストラップがついていることからも、クライミングを主要目的に作られていることが分かります。岩と擦れても破れないように厚い生地を採用しているのでしょう。
このザックで、便利だなと思う点は、外側のポケットです。ファスナーが付いており、閉じれば普通のポケットとして、開けばヘルメットが収納でき、15リットルながら使い勝手がいいです。クライミングルートへのアプローチや、ルート終了後に一般道から降りる時など、ヘルメットが邪魔になることはあるあるですからね。
上部には、一応ロープを外付けするためのストラップも付いています。
続いて、アタックザックの側面から見てみます。
アタックザックは、基本的に軽くて、小さく収納できるものが多いです。sea to summit のパッカブルザックなど100g位のものもあります。また、軽くするため、生地は薄く、余分なパーツは省略してあることが多いです。
『ネオンスピード 15』は、アタックザックと考えると重く、そこまでコンパクトになりません。一方で、枝などに引っかけて破れることもないですし、トレッキングポールやピッケルを付けられるアタッチメントが付いている点は評価できます。
最後にトレランザックの側面から見てみます。
背面は、通気性の良いメッシュで、熱が逃げやすくなっています。他メーカーのトレランザックと同じように、チェストストラップはダブルになっており、激しい体の動きにもショルダーストラップがズレないようになっております。
背面はポケットになっており、ハイドロが入る仕様になっております。
このポケットはサイズ感がちょうどよく、座る用のコンパクトなマットがぴったりと収まり、背面クッションと併用できます。
私は以前、マウンテンハードウェアの『サミットロケット20』を使っていましたが、走っている時にザックが左右に揺れるのが気になって(走り方が悪いのですかね⁇)、ウエストストラップの付いてるネオン スピード15に変更しました。うまく揺れを抑えてくれます。
以上、私は、トレラン・アタックザック・ルートクライミングに使っていますが、必要容量は同程度でも、それぞれの使用用途を個別に考えた場合、最適なザックとは言えないと思います。重量、丈夫さ、コンパクト性など、それぞれオーバースペックであったり、アンダースペックであったりしますが、凡庸性は高いと言えます。それぞれの用途に対し、70点以上を満たす、言わば『トヨタ的ザック』なのではないかと思います。