モンベル シームレスダウンハガーのダウン偏っちゃう問題 partⅢ

モンベル シームレスダウンハガーのダウン偏っちゃう問題 partⅢ

これまで2回にわたり、モンベルの新作シュラフ『シームレスドライダウンハガー♯3及び♯5』を購入し、レビューしてきた。

その中で、隔壁を無くしたことで、ダウンが偏る可能性がある事についてレポートし、実際に自分でも検証してみた。

検証結果は、

「偏りは確認されたものの、通常使用では問題が起こる可能性は低く、また、防水素材のメリットの方が高いため購入する価値のあるシュラフ」

としていた。

が、

今回、久しぶりにモンベルに買い物に行ったところ、“ものすっごいダウンの偏った展示シュラフ”を発見してしまったので、追加レビューをしようと思う。

まずは、見てみましょう。

一目瞭然です。上スカスカ、下パンパン。

ここまで、はっきり偏りが現れていると、ちょっとショックを受けませんか?

さらに上部を透かしてみてみましょう。

ほぼ全てのダウンが下に落ちて(偏って)しまっていて、何もない(大汗)

少し引いて見てみると、

区切ってあるドラフトチューブは、ダウンがパンパンなのがみて取れる。つまり、この偏った状態が通常仕様でないと言える。

今回の画像の製品は、『シームレスダウンハガー900 ♯2』。

♯2の対応温度となると、雪山での使用が想定される。雪山でのこの偏りは致命的な問題になり得るし、前回レビューした、『シームレス“ドライ”ダウンハガー』とは異なり、防水透湿素材を使用していないモデルのため、『ダウンの偏り』を超えるメリットがない。

その後、いくつかの店舗を回ってみたところ、『シームレスダウンハガー900』の#2及び#3にダウンの偏りが顕著にみられた。

これらを踏まえて、モンベルの新型シュラフを

  • 『シームレス“ドライ”ダウンハガー900』→お勧めできる
  • 『シームレスダウンハガー900』→お勧めしない

と再レビューしたい。

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