前回の続きの、初めての雪山をご紹介します。
群馬県にある浅間山の外輪山の一つ、『黒斑山』を例に、『初めての冬山』をご紹介できればと思います。
黒斑山は、標高2404メートルで、高峰高原ビジターセンタより登り始め、4時間程で往復できる、初心者向けの山です。
雪も降りますが、いわゆる雪山のイメージのように1メートル以上も積もることはなく、10センチ程度です。登山道はゆるい勾配が続き、危険な箇所もほぼありません。夏場に登山をされる方なら、体力的にも辛いと感じることもないかなと思います。
辛くなったら、無理だと感じたら、簡単に引き返せる点も入門にはちょうどいい山かなと思います。
それではいってみましょう‼️
当日は12月初旬ということもあり、積雪は数センチといったところです。
何もつけない靴のままでも登れてしまいますが、不意な事故を避けるためにも、また冬山入門でもありますので、軽アイゼンかチェーンスパイクを装着しましょう。
五竜のテルテル坊主をつけている方と遭遇。この日は、この方のおかげで最高の天気になりました。(許可を得て、パチリ)
夏山もいいけれど、冬山の景色は格別です。青空と雪の白さのコントラストに、心が癒されます。
太陽光を浴びて霧氷がキラキラと輝きます。
そんなこんなで景色を楽しんでいると、すぐに『トーミの頭』に到着。トーミの頭は、周りに木が生えていないため、風が強いです。休憩する時は、樹林帯の中に入るか、上着を着るようにしましょう。
ポイント①:休憩するときは、暖かくして風の遮れる場所で。身体が冷えないように短時間にする。
『トーミの頭』から、少し歩くとすぐに『黒斑山』山頂に到着します。ここからは、モクモクと噴煙が出ている浅間山を見ることができます。
この雪化粧をした浅間山は、シュガーパウダーを振ったガトーショコラに例えられるそう。
恥ずかしながら、私は初耳でしたが、ご一緒した方から、ガトーショコラをいただいたので、記念撮影。
ポイント②:こまめにエネルギー補給。エネルギー不足は体温の低下を招きます。
まだまだ、皆さん体力に余裕があったので、15分ほど足を伸ばし、『蛇骨岳』へ。
素晴らしい景色を前に、紅茶が美味しい。
ポイント③:飲み物は温かいものを。冷たいものは、体温を奪う。入れ物は、保温容器(テルモス、サーモス)を使う。ペットボトルは冬山では凍って飲めなくなることも。
こちらも風が強く、体力を消耗しますので手早く記念撮影をして、帰路につきました。
無事に冬山入門登山も終了。